体験記:レンタルなんもしない人に皿回し練習を見ていてもらいました。

人が一人いるってすごいことですね。
レンタルなんもしない人(以下レンタルさん)をお願いした時のお話です。

私は世界大会の前も含めて、一人でジャグリングの練習をしていました。

(イメージがつかない方はまずこちらの動画をご覧ください↓↓)
皿回しでジャグリングの世界大会に出場し、個人部門で優勝しました!

私はアマチュアのジャグラーなので、仕事との兼ね合いを考えるとあまりイベント出演や大道芸はたくさんはできません。

練習はスキマ時間にするのですが、スケジュールは不規則になりがちなので、練習会への定期的な参加も難しいことがあります。
すると人前に出ることは少なく、1人で練習することになるのですが、1人だとどうしても失敗に慣れてしまったり、だらけてしまう部分があります。

気持ちを引き締めるためには、練習を見ている人がいればいいのではないかと思いました。

お客さんが相手だと面白いと思ってもらう構成にしなければいけないですが、
業務として見に来てもらえば練習したい部分だけ繰り返してもかまいません。

一方、友人や先輩だとアドバイスをくれるのかもしれませんが、数分ならともかく長時間付き合わせるのは気が引けます。
でも業務として来てもらえば遠慮はいらないでしょう。
それに普段の練習ひとつひとつにアドバイスが必要なわけでもないので、ただ、見ていくれるだけでいいのです。


勇気を出して以前から気になっていたレンタルさんに連絡をしてみました。
実際にDMでお願いしてみると意外とすんなり日程がきまり、
自宅(練習場所)の最寄り駅で待ち合わせることになりました。

特に用事もない初対面の人と待ち合わせて、自宅へ向かう。
しかもお相手は何か哲学をもって活動していそうな有名人。
初めてすぎる体験にめちゃくちゃ緊張しました。

お菓子とコーヒーをお出ししたら皿回し開始!

結果:濃厚な練習ができました。


向かって左に座って見ている人がレンタルさんです。

拍手もなし、ダメ出しもなしでいいので、ただ座って見ていてもらうだけでしたが、
初対面の人が無言で座っているという謎の緊張感に調子が狂い、
慣れてきても、ふとした瞬間にレンタルさんがいるのが見えて、視線が気になります。

動きにメリハリが出ましたし、「ちょっと休憩」と腰かけてからだらけてしまう、なんてこともありませんでした。
(そもそも僕が普段座って休んでいる椅子はレンタルさんに貸してしまっていました。)


芸事では「本番だと思って練習するように」とよく言われます。
『本番には魔物が棲まない、本番を想定した練習が足りないだけ』といわれたことも何度かありますが、
僕は頑張って意識しても本番をイメージしきれていないことがよくあります。

ただ誰かが見ているだけでイメージはぐっと本番に近づくので、レンタルさんは本番を想定しきれない人にもおすすめだと思います。

レンタルさんのツイートに時々出てくる、リピーターに僕もなるかもしれません。


<出演情報>
日本を代表するジャグリングショップのイベント,ナランハまつりでショートワークショップをします!
日程 4月30日 16:00~(予定)

ナランハホームページより

<動画情報>
皿回しでジャグリングの世界大会に出場し、個人部門で優勝しました!
アメリカのユーチューバー、KumaFilmsのビデオに出演しました!

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