TPOに合わせた皿回しスティックの握り方

スティックの持ち方一つとっても、色々な持ち方があります。
まさやん推奨の握り方と、その特長をまとめました。

皿回し用スティックを握る位置

45cmあるスティックのうち、どの部分を握るかによって操作性が違います。

回す時は皿から遠い端を持つ

一定の長さまではスティックが長い方がスティックの操作のために手首を動かす必要のある角度が小さくなります。
高台の内側に沿ってスティックを回すのが楽になるので、皿は回しやすいです。

トス・キャッチの時はスティックの中心を持つ

一方、皿を投げる、受け止める時には、スティックの先端と手の距離が長いと、ぶれる原因になります。
トス・キャッチを含んだ技をするときにはスティックの中心や、皿に近い方を持つと操作しやすいです。



役割の違うこの2種類の位置を交換しながら、パフォーマンスを行います。
慣れてくるとスティックの中央を持っていても違和感なく回せるようになるので、中央を持っている時間が長くなっていきます。


発展:バランスの時は接点に近い場所を持つ

TTスタックなどの重ねるタイプのバランス技をするときには、重なった道具の接点に近いところをもつと操作しやすいです。 (TTスタックの実演動画と解説は別記事にあります。

皿回しスティックの握り方

持ち方は大きく4種類あります。人差し指持ち、親指持ち、ペン持ち、小指持ちと呼んでいます。

人差し指持ち

ラケットのシェイクハンドグリップのように、人差し指を添えて持ちます。
回転をかける動作、スタートに適しています。
特にはじめて皿回しに挑戦する場合はこの持ち方がお勧めです。

親指持ち

人差し指持ちと似ていますが、人差し指は添えません。
親指を意識して、添えるか、親指と人差し指でスティックを挟みます。
皿のトス、キャッチに適しています。スティックを投げ上げた場合も、キャッチしてそのまま皿を受ける場合も、この形になると思います。

ペン持ち

ペンや箸を握る形に似ていて、中指と薬指と親指、または人差し指と中指と親指の三本で支えます。手首をひねりやすいので、スティックリバース表(スティックを自分から見て時計回りに180°回転させ、反対向きで受ける技)に適しています。
ペン持ちのまま、回すこともでき、カールやスティックリバース上など、発展技もやりやすい形です。

小指持ち

親指持ちと似ていますが、小指に強く力をかけます。回すにはあまり向きませんが、体の外側方向(=右手なら自分から見て反時計回り)にスティックを反転させる時に使います。強く握れるので力には強いですが、柔軟性はあまりありません。

親指持ちでも回すことはできるので、慣れてくると人差し指持ちの使用頻度が減ってくると思います。
技の内容によりけりですが、まさやんのショーの中での登場頻度は

親指持ち>>ペン持ち>小指持ち

で人差し指持ちはほぼゼロです。



皿の投げ方とあわせてマスターすれば、基本技のほとんどにチャレンジできるはずです。

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