ポップコーン

2皿の比較的初歩の技、ポップコーンです。
インスタ映えのために最後にバーストをつけてしまいましたが、片側のスティックだけマルチで回る形を連続している、最初の4周期がポップコーンです。
バーストの練習段階としても使いやすいと思います。



片手方の皿は反対側の棒へ投げるだけで、もう片方だけ[3/4]のマルチにするのがポップコーン、
両手とも[3/4]のマルチになっているのがバーストです。

ポップコーンのやり方を分解して説明します。
例えば右手をマルチにする場合、左手は棒を持ったまま皿だけ反対の手に投げる3の軌道になります。
右手は棒を少し内側に傾けて皿も棒も投げるようにして、皿は反対の手に行く3の軌道、棒は真上に上がる4の軌道になる、[3/4]マルチにします。
右手の皿と左手の皿を同じ高さにするとぶつかってしまうので、左手(マルチをしない手)は少し高くするとやりやすいです。
右手はマルチで棒を投げている分皿に伝わる力が弱いので、左右同じくらいの力で投げると自然と左が少し高くなると思います。

余談ですが、これは森川葵さんにお教えする技の候補でした。
一般的にバーストをお教えする段階としては、
①まず1皿2棒で両手とも[3/4]マルチができるようにする
②2皿2棒で片方ずつなら[3/4]マルチができるようにする
③連続でできるようにする(ポップコーン)
④左右同時に[3/4]マルチができるようにする(バースト)
なんですね。
それって実際どうなの課でもこの順番でお教えしようと当初考えていましたが、打合せの段階でポップコーンは削ることになりました。
理由はふたつです。ひとつはステップが多すぎると大変なこと。
もうひとつは、ジャグラーにとっては、左右の手で別のことをするのは慣れているので片手ずつ着実に練習したほうが覚えやすいだろうけど、
森川さんはこういった練習方法に慣れていない点と、安定ではなく一回の成功を目指していたため、両手で一遍に技をやるようにしてもらったほうがいいだろうという判断でした。





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